DUGWORKS “CLOAK”
75mm・3/8oz

ダグワークスのウッドプラグはハンドカービングで作られている。
たとえば、印象的な口まわりの造形。
口角に向けてだんだんと彫りは浅くなっていくが、端までくっきりと輪郭が立って、口としての形を成しているところに、その技術と手間ひまの成果が現れていると思う。
そして目玉は、ガラスを溶かしてハンドメイドする正真正銘のグラスアイ。
透明か不透明か。
色はどうするか。
オールドプラグにはないヴァリエーション豊かな目玉が、ひとつひとつのプラグに個性を宿している。
このクロークはダグワークスのデビュー作で、イメージはカエル・トカゲ・ヘビとのこと。
たしかにどことなく爬虫類の雰囲気がある。
写真下のカラーは、青のぶち模様と、ベースのオレンジよりちょっと明るい黄色のぶち模様が塗られていて、爬虫類らしい毒々しさに拍車をかけている。
ほどよい小ささで、存在感があって、表情豊かで。
手のひらにおいて眺めていると、ほっこりして心が温かくなるし、その生命感にどきっともする。
(”something about TopWaterPlug”2005年2月26日の掲載文を加筆修正)