4人で4匹

よっしゃと言ったのだったか、はっきり言葉にならない何かだったのか定かでないけど、となりで声があがって横を向くと、激しい飛沫と翻る大きな魚体が見えた。


ネットを積んでいないのでハンドランディングしかなくて、船縁でしばらくいなすやり取りが続くかなと思ってたところで、緊張に耐えられなくなったのか、ホソミはラインを掴むとそのままバスをカヌーのなかに引き入れた。

先週の大雨か、一昨日の雨の影響か、実績はあるけど濁りの残った支流をなんとなく上っていってキャッチしたバス。
なんと2年ぶりのバスらしい。
私もこのサイズ(40cm後半)を見るのはいつぶりか・・・。

事態を打開したのは、ピントが合わないことで有名な蛍光に輝くルーピールーパーだった。
前回のドタキャンも彼に幸運1ポイントを与えたのかもしれない(恩着せがましい)。

ぽーる、ホソミ、私と昨年につづく湖上同窓会。
今回の舞台は川。

ゲスト(ホスト?)にKenziさん。
むかし、みんなで最北の川をのぼり、Kenziさんが90cmのイトウを釣ったことがあった。
はっしー元気かな。

LINEでホソミの喜ぶ姿をもう一艇に送る。
私にはまだバイトはない。

釣りに行く前は自分には幸運が起こるはずと信じているけれど、だんだんそれが薄れてくる。
昨今は特にそうかもしれない。
バスを、自分を信じない釣りになんの意味があるのだろうか。
しっかりしてほしい>自分。

LINEであちらの様子も分かる。
船頭さんキャッチ。
残るは冴えないウドンチャコンビか・・・と思われたところで、とてもネットにはアップできない弾け方をしたポールの動画が送られてくる。

船頭さんはさらにもう1匹、ぴちぴちの四角いバスをキャッチ。
よし、これで4人で4匹だ。

ラーメンを食べて、Kenziさんのお家でしばらくお話した後、たくさんのお野菜をいただいて帰る。
ホソミはコーチになったし、ぽーるは管理職で、明日はバーベキュー。
私といえば仕事は忙しいけど、チクタクを軽くジャークしてなんかめちゃ気持ちよかったみたいな感覚をもっと自分に引き寄せたい。

家まで送り届けてもらって、顔を見せにきた子供らに3人の釣果を言い当てられる。
翌日、いただいた大ぶりのトマトで無水カレーを作ったらめちゃくちゃおいしかった。

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