トップウォータージャンキー・ブッシュマウス

トップウォータージャンキーのブッシュマウスがリリースされた。


通販でも出会いを演出したくてカラーを聞かずに購入したりしたこともあったが、複数個届いたものを一度に全部開封しなかったのは、今回が初めてだと思う。

あえてそうしたわけじゃなく、子どもが発熱したりで自然とそうなった。
でもこれ悪くない。
というのは、プラグと対峙するのは心安まることばかりではないからで、こちらの気が向いたときにちょっとずつ対面するやり方は、お互いにとってよいような気がする。

ブッシュマウスは、ドロップマウスと比べてやや軽い持ち心地、ボディ形状も扁平になっているようだ。

お風呂で動かしてみる。
引っ張る角度や強さをいろいろと変えながら反応をチェックしていると、「おお、これか」と感じる瞬間がある。
どきっとする、と言ってもいい。
なにが自分にそう思わせるかを確かめたくてなんども糸を引っ張ってみる。
だんだんよく分からなくなってくる。

こういうことはフィールドでもある。
プラグをとっかえひっかえしながら、その日「しっくりくる」プラグというのが不思議と現れる。

「釣れそう」という感覚は大きな要素だが、それだけでもない。
「これは釣れるだろ」と思ってしまったらもう投げたくなくなる、みたいなこともある。

その日のフィールドと戦略的にマッチするか。
あるいは景観的なフィット具合。
同船者との関係。
彼に見せたいもの、見せたくないもの。
今日バスがこのプラグを襲うというストーリー。
岩陰から陽の下に現れた小魚の群れ、いくつもの背中が反射する青い光…。

最後は「これで釣りたい」と思えるかどうか、になってくるが、その気持ちの成分が自分でも掴みきれない。
ただ、そういうものが総合されての「しっくり」は、釣り人としての自分の美意識が詰まっている、とは言えるだろう。

トップウォータージャンキーのブッシュマウス


包み紙を押し分けてレッドヘッドサンフラワーが出てきたとき、うわっ、ってなった。
平べったい背中いっぱいに広がったひまわり、これは甲虫。

赤い頭の色味、ボケ足の絶妙さ。
長い付きあいでようやく気がつく。
この赤って赤じゃなかったのか。

トップウォータージャンキー・ブッシュマウス」への3件のフィードバック

  1. 手元にあるのはひとつなのでまだ確信ではないのですが、ペラの曲げ方が今までと違うような気がしてそこにもどきっとしました。

  2. さそりさん

    そうなんですか!

    気になって見比べてみたら〇〇でした!
    ありがとうございます。

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