PARANOIA パラノイア

パラノイアのヌーダ

三重県。1997年デビュー。

3D形状のプラグをいち早く制作し、ひとつひとつのモデルのキャラクターやストーリーを形とアクションの両面で作り込む。
いまにも前に進み出しそうな躍動感のあるたたずまいは、日本のハンドメイドプラグのひとつのスタイルになった。

代表作にヌーダ、ドゥーニー、リンプなど。

カーボンとグラスのコンポジットで細身に仕上げたロッド「グライド」も、スローなグラスロッドが主流だった従来の市場を刷新した。

TOP WATER JUNKY トップウォータージャンキー

トップウォータージャンキーのチクタク

徳島県。
1997年ダブルスイッシャーのモブスでデビュー。

直線のある無骨な形、テンプレートを使わないカラーリング。
分厚いコーティングは耐久性だけでなく生命のシンボルでもある。
手ごたえのあるフィーリングで、ラインスラックを操るプラッギングで性能を発揮する。

代表作にヴァンガード、チクタク、ドロップラットなど。

持ち主の経験と響きあう姿かたち、アクション。
それぞれの使い手のもとで、それぞれのトップウォータージャンキーが立ち上がる。

TEAT ティート

ティートのロックキッド

大阪府。
1996年ペンシルベイトのイーブーでデビュー。

曲線のみで構成された形、ひび割れを味とするラッカー仕上げに、ヘヴィデューティな金属パーツが付く。
ボディ中央の目玉をアイコンにした最初のメーカーであり、穴を目玉に見立てたアナーキーでも世を驚かせた。

代表作にフィッシュパシファイア、ラグモシリーズ、チョップマン、ヒポマウスなど。

フルサイズはティートのプラグについて「100%でベースを作るから、100%色で遊べると気づいた」と語っている。
引き算の美学に支えられたティートのしなやかかつ強靱な「個」は、シーンに伝統から脱却するインスピレーションと勇気を与えたと思う。