一投目はインナーハンド

penned by おはた

僕はまだバスフィッシングをはじめて3年の新人バサーです。
北海道で生まれ育ち、バスとは無縁の釣りを幼い頃からずっと楽しんできました。

転機が訪れたのは、大学で入った釣りサークル。
先輩たちが「トップウォータープラグ」とやらの話しをしている。

僕は何の話しをしているかも理解できない、でも興味はある。
毎週の定例会、そのあとの飲み会、釣行時車内での会話。
ずーっと聞いてました、
興味がありました、
でも気付いてました、
きっと一度手を付けると、
沼るということ、、、。

でも欲には負けます。
手を出さないと決心していたつもりでいたけど、北海道にもトップで釣れる魚はいて、試しに一つ購入して、やってみたらもうゾッコンでした。
トップで釣る快感、楽しさ。
それからは色んなトップウォータープラグやタックルを買っては試すの日々。。。

そんなこんなで、社会人になり、釣行回数は減り、転勤で本州に来てからは激務でまったく釣りもせず、色々あってその職も辞め、新たな職を始めて数年、心と時間の余裕が出てきたのと並行して、だんだんと釣り欲が湧きはじめたころ。
職場の先輩が「不要になったバスタックルをプレゼントするから、バス釣り始めてみたら?」と某有名メーカーのスピニングタックルと小物一式を譲り受けることに。

37歳でバス釣りデビュー。
「はじめまして」のバスは20センチ程の小さなバスだったけど、思わずキスしてしまいそうなほど、可愛いくて、綺麗なバスだった。
釣りは楽しい。
バスが愛おしくてたまらない。
夢中で釣りをしていたあの頃に戻っていった。
本当の自分、おかえりなさい。

バス釣りをはじめてから2年くらいは、とにかくバスを釣りたい一心で、ワームやスピナーベイト、ラバージグばかりを使っていた。
北海道では出番がない、バス釣りらしいルアーを使うのはとっても楽しい。

でも、ある時バス釣りの動画をユーチューブで見ていたら、ハトリーズの映像に流れついた。
その動画で羽鳥さんの、「一投目はインナーハンドW.B.に決めている」という説明があった。
羽鳥さんがインナーハンドで、ゆったりと優雅に釣りをしている映像を見て、僕もインナーハンドが使いたくなった。

ほとんどの釣具は売ってしまっていたけど、トップウォータープラグだけは一つも売らずに残していた。
屋根裏部屋から全てのトップウォータープラグを引っ張り出してきた。

ハトリーズ・インナーハンドW.B

あった!
僕のインナーハンドW.B.。
とあるショップの限定カラーだったかな?
クリアーカラーのインナーハンド。

そのあと、自分が持っているトップウォータープラグたちを一つ一つ眺める。
みんなを連れて行きたいけど、もう決めている。
インナーハンドをタックルボックスに入れて、ほかのみんなに「ごめんね」を言う。

北海道ではもっと大きなプラグを使っていたから、インナーハンドを使うのはほぼ初めてだった。
ラインは少し太いかもしれないが、ナイロンの10lbを巻いてきた。
まずは、軽く投げて動きを確かめる。

おぉっ!
誰もいない池のほとりで一人感嘆する。
バスより先に気持ちが釣られる。
この動き、釣れる!

初めての1匹は、呆気なく釣れた。
釣りを始めて5分もしていない。
30センチ程のバスはフロントフックにガップリ。
困惑したような目で僕を見つめている。

これがインナーハンドの魔力か!
嬉しい、楽しい!

その日からずっと、釣り場に着いたら最初にインナーハンドを投げている。
まだ、大きなバスは釣れてないが、使っているだけで楽しくてしょうがない。

また、トップウォータープラッキングに魅了された。
また、あの沼に帰ってきたようだ。

「ただいま」



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