犬歩きをめぐる冒険【前編】

reported by dashiyo

はじめに

作ったそもそものきっかけは、友達が見せてくれたアメリカのカタログからで、そこにヘドン社の例のペンシルベイトが、載っていたからである。
 「このプラグはなんなの……」
 と、聞くと。
 「スティックといってね……」
 と、たしかそんなふうにいった。
 そして、さらに、どうやって使うのかと聞くと。彼はそれらしき動きを手ぶりで示しながら、ウォーキング・ザ・ドッグをさせるのだと答えてから、
 「でも、犬が歩くって、どういうことなんだろうね」
 と、つけ足した。
 今となっては、そんな得体の知れないプラグなどにどうして魅かれたのか、まったくもって見当がつかないが、もしかしたら
 「……って、どういうことなんだろうね」
 そのひとことによって、持ち前の好奇心がつい浮かれだしたのかもしれない。

羽鳥静夫「The Story about “PLUG” vol.3」『Basser』No.4(つり人社、1987年)より


羽鳥さんは、ペンシルベイトを作りはじめた最初のきっかけを、このように書き残している。
性能やデザインではなく、言葉に誘われたあたりがなんともユニークだと思う。
こうしてザラⅢ、さらにインナーハンドW.B.という、ハトリーズを代表するペンシルベイトが誕生することになった。

さて、これから僕は、この2つのペンシルベイトの誕生の背景を辿りながら、それらの意義や魅力について考えていきたいと思っている。

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ハンサムボーイ

penned by カズー

バスを釣った初めてのハトリーズはブッシュペッカー。
1989年、とあるダム湖の岩盤沿いをゆっくり丁寧にスライドさせていた時の出来事。
サイズは関係なく、とにかく嬉しい一匹。

のびやかで美しい動きに心を奪われたのはインナーハンドW.B.。
軽い入力で驚くほど長いスライドができ、操作する楽しさに酔いしれた。

ほかにもいろんなタイプを楽しんできたけれど、とくに出番が多かったのは、名だたるウッドの名作を差し置いてハンサムボーイ。
ハトリーズ初のプラスチックバージョン。
四兄弟のペンシルタイプ。

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一投目はインナーハンド

penned by おはた

僕はまだバスフィッシングをはじめて3年の新人バサーです。
北海道で生まれ育ち、バスとは無縁の釣りを幼い頃からずっと楽しんできました。

転機が訪れたのは、大学で入った釣りサークル。
先輩たちが「トップウォータープラグ」とやらの話しをしている。

僕は何の話しをしているかも理解できない、でも興味はある。
毎週の定例会、そのあとの飲み会、釣行時車内での会話。
ずーっと聞いてました、
興味がありました、
でも気付いてました、
きっと一度手を付けると、
沼るということ、、、。

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